工事期間はどれくらい?屋根工事の流れを紹介

目次

1.はじめに:屋根工事、どれくらい時間がかかる?

「屋根工事」というと、どれほどの期間が必要なのでしょうか?
多くの方が「丸一日で終わるの?」と考えますが、実際には工事の種類や規模、天候、工程によって数日~数週間単位が一般的です。ここでは、代表的な工事(葺き替え・カバー工法・部分補修)を例に、工事の流れと期間の目安を丁寧に解説します。


2.事前準備(現地調査~打ち合わせ):1~3日

2‑1. 現地調査

まず、専門スタッフが現地を訪問し、屋根の劣化具合や下地状態を確認します。
・屋根材の劣化・割れ・ズレ・苔の有無
・下地(野地板、垂木)の腐食や傷み具合
・棟・板金・雨樋など付帯部の状態
・お客様のご要望(色・断熱・予算)
この調査で工事内容や工期、概算見積もりが決まります。

2‑2. ご提案と打ち合わせ


調査結果をもとに、
・「部分補修で済むのか」「全面葺き替えが必要か」
・使用する屋根材(瓦・金属・スレートなど)
・足場架設/養生/廃材処理の有無
・含まれる追加工事(防水紙や換気棟設置など)
を説明し、詳細見積もりと工程表を作成します。
この段階でお客様の了承が得られれば、スケジュール調整へ移ります。

3.足場架設・養生:1~2日

本格工事前に、安全のために足場(メッシュシート付き)を設置します。
・職人の作業性向上と安全確保
・近隣住宅への防塵・騒音対策
・飛散防止
通常、1~2日かかります。工事前の騒音・車両の出入りについてお客様にも事前周知を行います。


4.既存屋根材の撤去・下地確認:1~3日

4‑1. 屋根材の撤去

既存の瓦やスレート瓦、板金などを丁寧に剥がします。
(全面葺き替え時は屋根面積に応じて数人チームで行い、丸一日~数日かかります)

4‑2. 下地チェックと防水紙貼付

撤去後、野地板や垂木の状態をプロがチェック。
傷みや腐食がある場合は交換または補強を行います。
その後、防水紙(ルーフィング)を全面に貼り、安全性を高めます。


5.新規屋根材の設置:3~7日

工事の山場で、屋根材の設置作業に入ります。工期は屋根の面積や形状、材質によって変わります。

工事フロー例(スレート瓦葺き替えの場合)

  1. 野地板の上に、防水紙貼り
  2. 軒先から棟に向けて順番に屋根材を設置
  3. 役物(棟、ケラバ板金、唐草板金)を取り付け
  4. 雨押え・棟包み・笠木など付帯部の施工
  5. 軒先・破風板・鼻隠しなど隣接部分の処理

金属屋根や断熱一体型ガルバリウム鋼板の場合、工法は異なるものの、工程は類似します。職人1班が3~7日程度で完成させます。


6.仕上げ・清掃・検査:1~2日

6‑1. 付帯部の最終仕上げ

雨樋・換気棟・雪止め・飾り板などの最終取り付けを行います。

6‑2. 足場の片付け・清掃

足場を解体し、屋根・地面・庭などに落ちたゴミやホコリを清掃します。

6‑3. 最終点検・写真記録

職人または監督が全体をチェックし、問題がないか確認して完了報告。完成写真・保証書・工程帳などをお客様へお渡しします。


7.部分補修(屋根1~2枚の交換など)の場合

破損箇所の局所補修は比較的短期間で可能です。

  • 足場なし→脚立や足場板で対応
  • 屋根材剥がし・差し替え→2~4時間程度
  • 防水紙の貼り直しと仕上げ板金→終日で完了する場合が多いです。
    ただし、天候や屋根の高さ・形状によって変わるため、事前調査が重要です。

8.工期に影響する要素とトラブル対策

8‑1. 天候と季節

雨・強風・雪などで工事がストップすると数日〜1週間程度の遅れが発生します。
とくに冬・梅雨・台風期は余裕をもってスケジュール調整します。

8‑2. 下地トラブル

調査で見えなかった腐食やシロアリ被害などが見つかると、補修・交換の追加工事が必要です。
見積もりに予備費を設けておくと安心です。

8‑3. 材料の納期遅延

特殊な色・断熱材一体型などは取り寄せに時間がかかる場合があります。
早めに確保し、工程に組み込んでおくことが重要です。

8‑4. 近隣対応

騒音・振動・車両通行による近隣のトラブルを避けるため、事前に挨拶と工事時間の告知を徹底すると良好な関係が保てます。


9.工事期間の目安まとめ

工事の種類工期目安 (100㎡程度)
全面葺き替え(スレート)7~12日(天候や補修次第で変動)
全面葺き替え(瓦)10~15日
断熱一体型金属屋根葺き替え5~9日(軽量工法のため短め)
カバー工法(金属上張り)4~8日
局所補修半日~1日

※天候不良・補修内容・材料納期・屋根形状により上下します。


10.業者から読者のみなさんへアドバイス

  • 工程表で「いつ何をするか」を明確に:お客様にも見える形で工程表を共有すると安心です。
  • 天候状況に応じた余裕を:特に梅雨や冬は計画に「予備日」を入れましょう。
  • 補修リスクに備えた追加予算の相談を:想定外の下地補修費用に備えて余裕を持ちましょう。
  • 近隣対応を丁寧に:事前挨拶・騒音時間の説明・作業後の清掃はトラブル回避に有効です。
  • 検査・保証体制を整備:工事後の点検予定、保証書、アフターサポートの約束が信頼につながります。

11.まとめ:屋根工事は「準備と工夫」でスムーズに進めよう

屋根工事の工期は、

  • 事前調査・打ち合わせ(1~3日)
  • 足場設置(1~2日)
  • 既存屋根撤去と下地処理(1~3日)
  • 新規屋根取り付け(3~7日)
  • 仕上げ・清掃・検査(1~2日)
    という流れで進み、全面葺き替えの場合で10日~2週間ほどが目安です。

さらに、天候・下地状況・材料納期などの要因によって、工期は前後します。
お客様の安心のために、工事前にしっかりご説明し、進捗を共有しながら進めていくのが、プロフェッショナルとしての想いです。
ぜひブログでは、「何がどう進むのか」「どれくらい時間がかかるのか」「天候や補修でどう変わるのか」を可視化して、読者にわかりやすく伝えることをおすすめします。

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